追走の頂点へ。田野結希、D1GP初優勝。

追走の頂点へ。田野結希、D1GP初優勝。

D1GP Rd.8 AUTOPOLIS ― ライバルとの激闘を制し、ついに掴んだ栄冠。

2026年10月25日(日)、大分県・オートポリスで開催された「2026 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES」第8戦。

この一戦で、Team TOYOTIRES DRIFT 2の田野結希選手が、GR86を駆り、自身初となるD1GP優勝を飾りました。

田野選手は、RAYSが展開するホイール体感プログラム「RAYS DRIVING EXPERIENCE」でもドライバーを務め、ホイールの違いが走りに与える影響を、実際のドライビングを通じて伝えてくださっている選手です。

そんな田野選手が、国内最高峰のドリフト競技であるD1GPの舞台でついに頂点へ。

単走2位という好位置から始まった追走トーナメント。準決勝での再戦、そして決勝で待ち受けていたのは、長年競い合ってきたライバル・蕎麦切広大選手。

互いの技術と意地がぶつかり合った激闘の末に掴んだ、記念すべき初優勝。

オートポリスで繰り広げられた、その戦いを振り返ります。


単走2位。初優勝へ向けて見せた確かな速さ。

第8戦の舞台は、九州を代表する国際レーシングコース、オートポリス。

前日に行われた第7戦に続く連戦となったこの日、田野選手は単走から存在感を示しました。

1本目の走行で、コーナリング中の安定性と深いドリフトアングルを武器に、99.08点という高得点を記録。

この時点で他の選手を大きく上回るスコアを叩き出し、暫定トップに立ちます。

2本目はタイヤを温存するために走行を見送り、追走トーナメントへ備える判断を選択。

その後も有力選手たちが次々とアタックを重ねましたが、田野選手の得点を上回る選手はなかなか現れませんでした。

しかし、最後に立ちはだかったのが蕎麦切広大選手。

最終走者として挑んだ2本目のアタックで99.50点を記録し、田野選手のスコアを上回ります。

惜しくも単走優勝には届かなかったものの、田野選手は2位で追走トーナメント進出を決めました。

そして、この単走での逆転が、のちに迎える決勝での戦いをさらに熱いものにしていきます。


激闘の追走トーナメント。決勝への道。

追走トーナメントでは、単走とは異なる技術が求められます。

先行では自らの走りを正確に再現し、後追いでは相手の動きに合わせながら、どれだけ近い距離でドリフトを続けられるか。

わずかなラインの違いやタイミングのずれが、勝敗を大きく左右します。

田野選手はベスト16、ベスト8を勝ち上がり、準決勝へ進出。

対戦相手は、S15シルビアを駆る藤原優汰選手でした。

両者とも決定的な差をつけることができず、ミスも重なったことで勝負は再戦へ。

決勝進出が懸かる緊迫した状況の中、再戦では互いに高い接近ポイントを記録する接戦となりました。

最終的には藤原選手のコースリミット超過による減点が勝敗を分け、田野選手が決勝進出を決めます。

田野選手自身も、この準決勝では決勝を意識するあまり、走りにミスが出てしまったと振り返っています。

それでも、勝負どころで結果を残し、ついに優勝を懸けた最後の戦いへ。

決勝で待っていたのは、単走優勝を飾った蕎麦切広大選手でした。


ライバルとの頂上決戦。再戦で決めた渾身の追走。

決勝は、田野結希選手と蕎麦切広大選手によるGR86同士の対決。

この二人は、ラジコンでドリフトを競っていた時代からのライバルでもあります。

D1GPでは蕎麦切選手が先に実績を積み重ね、前日の第7戦でも追走で田野選手に勝利。

さらにこの日の単走でも、最後のアタックで田野選手を逆転していました。

そんな相手との、優勝を懸けた直接対決。

最初の対戦では、先行の蕎麦切選手が99.8点という高い完成度の走りを披露。

しかし、後追いの田野選手も相手に食らいつき、14.7という高い接近ポイントを記録します。

続く2本目では先行と後追いを入れ替え、両者が互いに譲らない走りを展開。

決着はつかず、勝負は再戦へともつれ込みました。

そして迎えた再戦。

先行する蕎麦切選手に対し、田野選手は進入から極限まで距離を詰めていきます。

ドリフトアングルを保ちながら相手の動きに合わせ、振り返しでもぴたりと追従。

一瞬の判断ミスも許されない距離で、マシンをコントロールし続けました。

その走りに与えられた後追いポイントは、15.0点の満点。

勝負を決定づける圧巻の追走でした。

最後の走行では、後追いとなった蕎麦切選手がラインのずれなどから十分に距離を詰めきれず、ついに決着。

田野結希選手、D1GP初優勝。

長年競い合ってきたライバルとの激闘を制し、オートポリスで念願の頂点に立ちました。


RAYS DRIVING EXPERIENCEで伝える、走りの奥深さ。

今回の初優勝を飾った田野選手は、RAYSにとっても身近な存在です。

RAYSが実施するホイール体感プログラム「RAYS DRIVING EXPERIENCE」では、プロドライバーとしてステアリングを握り、参加者の皆様にホイールの違いを体感していただく役割を担っています。

2026年春に富士スピードウェイで開催された「RAYS FAN MEETING 2026」でも、田野選手は日産フェアレディZ(RZ34)を担当。

参加者を助手席に乗せ、純正ホイールとRAYSホイールによる走行フィーリングの違いを、プロドライバーならではの操作で伝えていただきました。

また、美浜サーキットで行われたRAYS DRIVING EXPERIENCEの検証企画では、GR86に「VOLK RACING TE37 SAGA S-plus」「TE37 SAGA SL」「CE28N-plus SL」を装着し、それぞれのホイールが持つフィーリングの違いを比較。

同じ車両であっても、ホイールの設計や特性によって走りの印象がどのように変わるのか。

日頃からマシンの挙動を繊細に感じ取り、限界域でコントロールする田野選手だからこそ、その違いを的確に引き出すことができます。

国内最高峰のドリフト競技で戦うドライバーの技術を、より身近な形で体感できること。

それもまた、RAYS DRIVING EXPERIENCEならではの魅力です。


初優勝のその先へ。挑戦は続く。

念願のD1GP初優勝。

しかし、その走りを振り返る田野選手の言葉からは、さらなる高みを目指す姿勢が感じられます。

今回の優勝について、田野選手はマシンが持つ性能を最大限に使い切れたと振り返る一方、単走では蕎麦切選手に逆転された悔しさにも触れています。

そして、次なる目標として掲げたのは、単走でも頂点に立つこと。

初優勝は、一つの大きな到達点。

それと同時に、次の挑戦への新たなスタートでもあります。

極限のコントロールが求められるドリフト競技で培われた技術と経験。

そして、その技術を通じてクルマやホイールの魅力を伝える活動。

RAYSは、田野選手のようなプロドライバーとの取り組みを通じて、走る楽しさとホイールが持つ可能性を、これからも多くの皆様に届けていきます。

田野結希選手、D1GP初優勝おめでとうございます。

今後のさらなる活躍を、RAYSも楽しみにしています。

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